ふうっ、と息をつく。

机の上に積まれていた書類も、ようやく全て処理することができた。

ずっと文章に目を通していたからだろうか、目に軽い痛みが残っている。

やはり遅くまで根を詰めるのはよくないらしい。

近くの時計に目をやる。

と、その隣の写真に視線を持っていかれる。

1枚のスナップ写真。

地球での、朝霧家で撮った写真が飾られている。

麻衣、さやか、菜月、仁、左門さん、翠、イタリアンズ・・・そして達哉。

見つめているといろいろな思い出が甦ってくる。

そんな気分と余韻に惹かれながらも、1つ、咳払いをする。

今は月と地球とこんなにも離れているけれど、いつか必ず・・・

「一緒にがんばりましょう、達哉」

私は写真の中の達哉に声をかけた。


「ミア、ミアはいるかしら?」

「はい、姫さま」

「浴室の準備は出来ているかしら?」

「はい、準備できております」

「それでは、頼みます」

私はバスルームへと足を進めた。




浴槽に身を埋める。

全身が温かさに包まれて心地いい。

ちゃぽんっ、と、水滴が浴槽に滴り落ちる。

僅かにそんな音だけであとは静寂に包まれている。

当然ながらこの部屋には自分1人だけだ。

こうしていると、1日のことが綺麗に整理されていくようで、1日の

疲れとともに、気分も静かに穏やかに落ち着いていくのがわかる。

体を浴槽で滑らしながら、顔の半分ほどまで浸かる。

目の前にぶくぶくと水泡が立つ。

月のお姫様がなんともはしたない格好だが、これがなんか楽しい。

そしてタオルに空気を溜めて、浴槽に沈めていく。

タオルを通していくつもの泡がぶくぶくと溢れてくる。

こちらは麻衣に教えてもらったものだ。

「ふふっ・・・ふふふっ」

おもしろくて、ついつい夢中になってしまう。

ふと、視線を上げると入口の方に人影が・・・

「ミ、ミア!?」

「あわわっ、すみませんっ!!」

ちょこんと覗き込むようにミアが頭をのぞかせていた。

「あ、あの、あまりにも姫さまが楽しそうだったので・・・」

「そ、そうね・・・」

ちょっと見てはいけないところを見られたみたいで気まずい。

なんとも言えない空気が辺りに漂う。

「と、ところでミア、どうしたのかしら?」

「あ・・・はい、お背中を流そうと思いまして」

「そういうことだったのね。いいわ、今日はお願いしようかしら」

「はい、姫さま」

浴槽から上がると、ミアに背中を向けるようにして座った。

「それでは、いきますよー」

「ええ、お願い」

ごしごしと、スポンジを使って背中をこする。

「このスポンジは満弦ヶ崎の商店街で買ったものなんですよ」

見ると、野菜の形をした色とりどりなスポンジが並べられていた。

「まあ、それは嬉しいわ」

ボディーソープをスポンジに含ませて、何回か握るとたちまち泡でいっぱいになった。

「さ、前を向いて下さい」

再びスポンジでごしごし。

続けて両腕の部分、腰の部分と移動していく。

やはり自分で擦らないので微妙にくすぐったい。

思わず体がびくっと反応してしまう。

「どうされましたか?」

「ごめんなさい、ちょっとくすぐったかったのよ。続けてちょうだい」

「はい♪」

ふっと息をついた瞬間に、ぎゅっと両腕が前で交差するように飛び出した。

そして両手で胸を鷲掴み。

「いやぁん!!」

思ってもみない状況と感触に、まるで体中に電気が走ったように跳ね上がった。

「ミ、ミア、どうしたの?」

「ふふふ・・・姫さま、体の隅々まで綺麗にして差し上げますね」

「な、何を言って・・・んんっ!!」

ボディーソープの泡を使って両胸があらわに揉みしごかれる。

外側から包み込むように、そして胸の先端は手のひらで転がすように。

時々刺激を与えるように乳首を摘まれる。

「〜〜〜!!」

「ミ、ミア・・・・これはいったい・・・」

「私特製のマッサージなのです」

えへん、とした格好で胸を張る。

「こ、こんなマッサージなんて・・・知らないわ」

「ささ、どんどん行きますよー」

改めてミアの手が私の胸に触れる。

「えっ、ミアっ、そこはっ!!」

もう片方の手は太股を伝って秘所に滑り込んでいく。

入口に達した指がするりとその奥へと侵入していく。

指の感覚が体中を巡り、衝撃と快感が全身を包む。

「はああぁんっ!!いやんっ!!」

いやいやと体をくねらせるが、ミアはうまくコントロールして離さない。

するすると手を動かしながらクリトリスを優しくマッサージする。

既に秘所からはトロトロと愛液が溢れ出し、頭がクラクラする。

「さ、姫さまもうちょっとですよ」

すると全身にビリビリと電気が走り、体が痙攣する。

「いっ、うああっ、はああああああんっ!!!!!!」

はあはあと、息も絶え絶えだ。

「わ・・・私、こんなところでイッてしまって・・・」

「姫さま、いかがでしたが?」

「そ、そうね・・・・」

しばらくの沈黙の後、

「とても・・・気持ちよかったわ」

「それはとても光栄です♪」

「ミア、これは私とあなただけの秘密よ。他の人に言ってはダメよ」

「もちろんです、姫さまっ」



私は姿勢を直すと、くるりとミアの後ろに回った。

「ひ、姫さまっ!?」

「ふふっ・・・さあ、今度はミアの番よ?」



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